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鴻ノ巣公園
『 鴻の巣山伝説 』
昔 雪の降るある寒い日のこと、何処からともなく見知らぬ大きな鳥が飛んで来てこの山に舞い降りました。
これを見て村人たちが騒いでいると、物知りの老人が次のようなことを教えてくれました。
「あれは鴻の鳥という大変珍しい鳥で、昔から幸運の鳥とか、孝行の鳥とか言われている。
あの鳥がこの村に飛んで来たということは、きっと何かの幸いのあるしるしだ。
だから、あの鳥は大切にしなければならないよ。」
それからというもの、村人たちは鴻の鳥の大好きなヒシの実や、穀物などを与えて心からいたわりました。
鴻の鳥も村人たちになつき、この山に住みつくようになりました。
毎年冬になるとこの山に飛んで来て巣を作り、ヒナを育てては春になるとまた何処ともなく飛び去るのでした。
鴻の鳥が飛んで来るようになってから、この里の作物はいつも豊かに実り、むらは年を追うごとに栄えていきました。
村人たちは誰いうことなくこの山を鴻の巣山と呼ぶようになったといわれています。
現在、鴻の巣山は整備され、グラウンドやテニスコート、展望台が作られている。
花木園や芝生広場、遊具のある広場もあり、特に春には町外からもお弁当を持って花見を楽しむ多くの親子連れでにぎわう憩いの場。
詳細情報
住所 | 長崎県東彼杵郡波佐見町長野郷 |
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お問い合わせ先 | 波佐見町観光協会 |
TEL | 0956-85-2290 |
FAX | 0956-85-2856 |
駐車場 | あり 【駐車場詳細】:10台以上 |